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11.円環の理に導かれたガジェットドローン



「あ、スカさん? どうしたのいきなり電話なんかしてきて?」

『うむ、ちょっと遊びにこないかと思ってさ。 君が喜びそうなものがたくさんあるぞ』

 昼も少しばかり過ぎたころ、友人であるスカさんから電話がかかってきた。 内容は自分の家に遊びにこないかという誘いであるのだが、いまからエッチなビデオを視聴したいので丁重にお断りをすることに。

「あ〜、ごめんね。 いまから大事な用事があってだな」

『その用事とはよもやエッチなビデオを視聴することではないかね?』

「スカさん、エスパーになれるよ。 アンタ」

『ふっ、君の思考回路からすればそんなことだろうと思っていたよ』

 どうやらスカさんには俺の思考回路がわかるらしい。 普段幼馴染たちから頭がおかしいと言われている俺だが、本当はあいつらのほうがおかしいのではないか。

『まあ、そんなエッチなビデオよりか面白いものがみれるから期待するといい』

 そう言って、スカさんは電話を切った。

「いやいや、スカさんの家の場所わからないって。 ……しょうがない、全知全能森羅万象の理を操るGoogle先生で調べるか」



           ☆



「すいませーん、スカさんに御呼ばれしてきたんですけどー」

「はい、お待ちしておりました。 こんにちは、ひょっとこさん」

「あ、ウーノさん」

 先生で調べること10分、あっさりと場所が見つかったのでバイクを飛ばしていくことに。 これでもバイクの免許持ってるんだぜ? おっさんはねたりしてるけど。

 華麗にキリモミしながら飛んでいくおっさんはなんでいまも生きてるのか不思議でたまらない。

 そして俺のことを出迎えてくれた女性はウーノさん。 とっても優しくていい人みたいだ。(なのは談) ただ、こういう人ほどベッドで乱れると凄かったりする。

「ウーノさん、俺と一発ヤりませんか?」

「ごめんなさいね、私はドクターだけのものなの」

「スカリエッティ、出てこいやゴルァアアアアァァアアアアアアアッ!!」

 いまので俺の中の何かがキレた。 堪忍袋がプッチンされた。

 俺がいろんなものに八つ当たりしていると、奥のほうからスカさんが出てきた。

「ちょッ!? やめたまえっ! そこらへんには私がウーノに内緒で隠した秘蔵のエロ本がっ!?」

「ドクター、ちょっとお話しを伺ってもよろしいでしょうか?」

「ち、違うんだウーノっ!? いまのは言葉のあやというやつでッ!?」

「あ、発見。 とりあえず没収な」

 スカさんがウーノさんにフルボッコにされてる間に秘蔵のエロ本を読むことに。 スカさん、さすがにふたなりはどうかと思うよ?



           ☆



「よくきてくれたね、我が友よ。 それにしてもよく来られたね。 家の場所を教えてないというのに」

「Googleで調べたよ」

「家の情報ダダ漏れではないかッ!?」

 なにやらスカさんが慌てた様子でパソコンにつけ、何かを操作しはじめた。 案外せわしない人なんだな。

「それでスカさん、なにをみせてくれんの? もしかしてあの秘蔵のエロ本のこと? だったら持って帰るからもういいよ」

「待ちたまえ、あれは私の最高に抜けるものなんだ。 返してくれないか?」

「床オナでもしとけ」

 ウーノさんとスカさんができてると知ったいま、俺はスカさんに容赦などしない。 つい先日男と男の約束をした気がしないでもないけど。

「こっちはエッチなビデオ見ながらなのはやフェイトの下着を嗅いで自慰をするという大切な用事があるんだぞ」

「君とあの娘がいまだにあんな関係でいられるのかがとても不思議なのだが」

「普通ですとなのはちゃんのほうが縁を切ってもよさそうですね」

「二人に寄生しないと生きていけないからな。 二人ともなんだかんだで俺を見限れないんだよ。 どうだ、うらやましいか?」

「誇ることではないぞっ!?」

「あなたのためにマダオという言葉がある気がします」

 マダオ=まるでダメな男

「ま、まあ、いいだろう。 それで今日君を呼んだのはほかでもない。 これをみてくれないか?」

「ふにゃちんですね」

「そこではないわっ!?」

 そういってスカさんは何かのスイッチを押した。 すると大きな鉄の扉が開けられる。 どうやら格納庫のようだ。 ちょっとワクワクしながら中をのぞいてみるとそこかしこに機体があった。 なんだこりゃ?

「驚いたかね? これはガジェットドローンといってね。 私が可愛い女の子を盗撮したいがために作った機体だよ。 完全ステルス製で、どんなところでも侵入できるよ」

 変態に技術力をもたしたらここまでのものが完成するのか。

 格納庫自体がとても大きいので数も尋常じゃないほど多い。

「うっわ〜、ちょっとこれ面白そうじゃん! スカさん遊ばして遊ばして!」

「あ、これっ! ここらへんには緊急用に自爆スイッチが置いてあるのだからそこらへんを変に触ったら……」

 ポチッ

 ゴゴゴッゴゴゴゴゴゴゴゴッ!! ←ガジェットたちが自爆する音

「「……」」

「残念だけど、ガジェットたちは先に逝ったわ。 円環の理に導かれて……」

「導いたのは君だろうッ!?」

 スカさんが泣きながら訴えてくる。

「どうしてくれるのだっ! 私が研究に研究を重ねて作った可愛い子供たちを壊してくれて!」

「まあまあ落ち着けよスカさん。 ほら、エロ本やるからさ」

「それはもともと私のだろうっ!? なに君が家からもってきたみたいになってるんだっ!?」

「オーケーオーケー、かわりに俺が地道に盗撮した秘蔵のファイルをあげるからそれで許してくれよ」

「……さっきの件は見なかったことにしよう」

 流石スカさん、話の分かる人だ

「あ、もしもし? 警察ですか? ええ、ここに二人ほど変態がいるので逮捕をお願いしたいのですが……」

「「やめてくださいっ!?」」

 ウーノさんが連絡した直後、おっさんがものすごい速さでこちらに向かってきた

「ええい、最終防衛システムはどうなっているんだっ!?」

「スカさん、おっさんの前ではそんなもの無意味に等しいっ! ここは自力で逃げるしかないぞっ!」

「化け物にもほどがあるぞっ!?」

「おいっ!? おっさん多重影分身してないかっ!?」

 多重影分身をしながら俺とスカさんを追い詰めるおっさん。 この人は管理局の影のエースと呼ばれているに違いない。




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